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管理費・修繕積立金の平均額と分布

国土交通省「令和5年度マンション総合調査結果」(令和6年6月公表)からの転記です。

一次資料: https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000143.html

月/戸当たりの管理費の平均は 11,503修繕積立金の平均は 13,054(いずれも使用料・専用使用料からの充当額を除く、有効回答1274件/1227件)。

管理費は総戸数が少ないほど高く、20戸以下で14,282円、 151〜200戸で9,540円。 固定費が戸数で割れないためで、修繕積立金の㎡単価と同じ方向の傾向です。

管理費には国が示す適正額の目安が存在しません。この表から言えるのは分布上の位置までです。

管理費(月/戸当たり・充当額を除く)

総戸数規模別

総戸数規模別の管理費平均額
総戸数有効回答平均額
20戸以下6214,282
21~30戸15313,948
31~50戸31011,682
51~75戸28810,934
76~100戸14310,155
101~150戸13511,183
151~200戸559,540
201~300戸5610,298
301~500戸4410,002
501戸以上2812,929

完成年次別

完成年次別の管理費平均額
完成年次有効回答平均額
昭和49年以前7610,169
~昭和54年729,061
~昭和59年1039,984
~平成元年8211,484
~平成6年13511,141
~平成11年18910,567
~平成16年17913,059
~平成21年20512,175
~平成26年8612,410
~令和元年7811,901
令和2年以降5114,122

単位: 円/月・戸 / 出典: 集計表 管27⑥ /「不明」の回答は有効回答から除いています

修繕積立金(月/戸当たり・充当額を除く)

総戸数規模別

総戸数規模別の修繕積立金平均額
総戸数有効回答平均額
20戸以下6015,569
21~30戸15214,207
31~50戸28313,201
51~75戸27912,902
76~100戸13812,868
101~150戸13012,213
151~200戸5611,875
201~300戸5411,687
301~500戸4611,898
501戸以上2913,131

完成年次別

完成年次別の修繕積立金平均額
完成年次有効回答平均額
昭和49年以前7212,845
~昭和54年7211,140
~昭和59年10011,241
~平成元年8512,618
~平成6年13013,519
~平成11年18013,563
~平成16年17315,102
~平成21年19014,101
~平成26年8212,058
~令和元年7512,587
令和2年以降519,666

単位: 円/月・戸 / 出典: 集計表 管28⑥(7) / これは実績値であり、適正額の目安ではありません。 目安は 修繕積立金の㎡単価表 をご覧ください。

金額帯別の度数分布(全体)

金額帯別の回答数
金額帯管理費修繕積立金
~2,500円2927
~5,000円5056
~7,500円185130
~10,000円327218
~15,000円490483
~20,000円129219
~30,000円4668
~40,000円118
~50,000円13
50,000円超615
不明315361

収入の内訳

総合調査は「使用料・専用使用料からの充当額を含む総収入」と「除く収入」を別々に集計しています。 その差が駐車場使用料等からの充当額にあたります。

収入の内訳
費目区分所有者から使用料等からの充当総収入充当の割合
管理費11,5035,60017,10332.7%
修繕積立金13,05432413,3782.4%

単位: 円/月・戸 / 出典: 集計表 管27②・管27⑥・管28⑥(4)・管28⑥(7) を加工して作成(平均額の差から充当額を算出)。 2表は「不明」の回答数が異なり母集団が完全には一致しないため、差分は概算です。 棟単位の集計(管27① 166.0万円/月、管27④ 57.7万円/月 → 34.7%)でも同程度の比率になります。

管理費が充当される費目

費目ごとの平均金額を示す公的データは存在しません。以下は令和7年改正マンション標準管理規約(単棟型) 第27条(管理費)が定める充当対象です。

  1. 1管理員人件費常駐・日勤・巡回など勤務形態で大きく変わる
  2. 2公租公課
  3. 3共用設備の保守維持費及び運転費エレベーター保守、給水ポンプ、機械式駐車場の保守など
  4. 4備品費、通信費その他の事務費
  5. 5共用部分等に係る火災保険料、地震保険料その他の損害保険料築年数が上がると保険料率も上がる
  6. 6経常的な補修費計画的な修繕は管理費ではなく修繕積立金(第28条)から
  7. 7清掃費、消毒費及びごみ処理費
  8. 8委託業務費管理会社への委託費。多くのマンションで最大の費目
  9. 9専門的知識を有する者の活用に要する費用マンション管理士・弁護士等への相談費用
  10. 10管理組合の運営に要する費用総会・理事会の開催費など
  11. 11その他第32条に定める業務に要する費用

八号「委託業務費」の区分

出典: マンション標準管理委託契約書 第3条・別表第1〜第4

  • 事務管理業務基幹事務(会計の収入及び支出の調定/出納/維持修繕の企画又は実施の調整)とそれ以外
  • 管理員業務
  • 清掃業務
  • 建物・設備等管理業務

よくある質問

マンションの管理費の平均はいくらですか?
国土交通省「令和5年度マンション総合調査」によると、月/戸当たりの管理費の平均は11,503円です(使用料・専用使用料からの充当額を除く)。駐車場使用料等からの充当額を含む総収入の平均は17,103円です。
小規模マンションの管理費はなぜ高いのですか?
管理員人件費、法定点検費、エレベーター保守といった固定費が戸数で割れないためです。同調査では20戸以下の平均が14,282円、151〜200戸の平均が9,540円で、規模が小さいほど戸あたりの負担が重くなります。
管理費に適正額の目安はありますか?
ありません。修繕積立金には国土交通省がガイドラインで㎡単価の目安を示していますが、管理費についてはそうした目安が示されていません。判断できるのは実態調査の分布における位置までで、平均より高いこと自体は問題を意味しません。
管理費は何に使われますか?
マンション標準管理規約 第27条は、管理員人件費、公租公課、共用設備の保守維持費及び運転費、備品費・通信費その他の事務費、損害保険料、経常的な補修費、清掃費・消毒費・ごみ処理費、委託業務費、専門的知識を有する者の活用費用、管理組合の運営費、その他の11費目を挙げています。費目ごとの平均金額を示す公的データは存在しません。

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